新型コロナウイルス進行に合わせ急増する「不動産投資」の需要info
新型コロナウイルス進行に合わせた特徴的な動きが出てきています。
今後の賃貸不動産業界の動向を予測するために、今回より5つの項目について2回に分けて整理していきます。
①新型コロナウイルス蔓延の中、経済低迷による資産の見直し
新型コロナウイルス進行から、全国で緊急事態宣言等を受け、
さらに薬剤開発などに時間がかかるとわかってきた中、
休業を余儀なくされる業種が相次ぎ経済は大打撃を受けています。
その中で個人がより資産を作る、また守ることの重要性を再認識し、
自身の資産を見直す必要性を感じた人たちが増えています。
資産運用の選択肢の1つとして、長期に比較的安定した収益を作れる不動産投資への関心が高まっていると思われます。
②株式投資の不安定さから、価値変動が少ない不動産投資への資金移動
国内法人、外資法人も先行きが不透明な状況が続いています。
そのため、一時伸びていた株価も今後の変動は非常に読みづらく、
いままで株式投資を行っていた投資家が、価値が安定している不動産投資へ流れてきています。
③今後の不動産価格下落から、買いのタイミングへ
収益物件を扱う不動産業界は、今回の景気後退から、
手元資金の確保を目的とした収益不動産の売却が進みはじめ、
今後の不動産価格が下落していくと予想されています。
これまでの不動産は、都市部を中心に価格が高騰しており、
割高な投資環境から投資家は積極的な姿勢になっていました。
それが、今回不動産価格が下がる方向の中で、
収益性が高い不動産を低価格で購入できる環境が整ってきているため、
多くの投資家が買いのタイミングと捉えてきています。
今回は以上となります。次回残り2項目について説明させていただきます。