資産の将来戦略 ー建て替えと買い替え、どっちを選ぶ?ーinfo
コロナ禍で声が多くなってきた「建て替え問題」。
古くなってきた物件に、まとまったお金をかけるなら立て替えるというのも選択肢の1つです。
今の土地を残したいから、もっと収益を増やしたい・子供に残したいなど
将来のビジョンは様々です。
どんな基準で選べばいいのでしょうか。
《選択の基準は大きく3つ》
①家族の意見
まず、ご自身・ご家族がどうしたいのか。ここを全く無視して進めることはできません。
「立地が良く子供に残したい」「引き継ぎたくない」「違う形で活用したい」
関わるご家族の意見を整理しましょう。
②今の物件の収益性・将来性
次に今のままではダメなのか、ということ。
借入も終わって、物件を維持できるのであれば長く使い続けた方が得であるのは間違いありません。
ただし、大型の修繕費用がかかるなど、経費を差し引いて手元に現金が残るのか、
修繕費用をかけた後どのくらい持ち続けられるのか。
③将来の収益性
最後に、将来の収益性です。
取り壊して立て替えるのか、中古アパートに買い替えるのか。
前提として立地が悪く活用可能性が低いなどのケースはそもそも買い替え検討をされた方が良いかもしれません。
立て替えた場合、かかる費用と将来の借入返済などから賃貸事業で手元に残る現金を想定することができます。
買い替えた場合も同様に試算し、「どちらが経営上得なのか?」
検討する必要があるでしょう。
将来を考える際、どうしたいかを総合的に決める必要があります。
ぜひ築年数が経った物件については上記の3つの基準を整理してみてはいかがでしょうか。