大規模修繕 スケジュールと費用計画info
家主にとっては賃貸住宅の大規模修繕は、費用がかかり期間も長いため、負担は決して軽いものではありません。
しかし、しかるべき時期にしっかりメンテナンスすることで、入居者の安全を確保し建物の寿命を大きく伸ばすことができます。
〈築12~15年に現状を把握〉
大規模修繕に関しては、築12~15年が経過したとき、すべての項目について一度事業者から見積もりを取っておくのがいいとされます。
その前に、建物の現状を把握することが重要です。
まずはそれぞれの箇所についての修繕のチェックを行い、A~Cのランクを付けてみます。
項目ごとにランク分け
■A:1年以内にやる
■B:4~5年以内にやる
■C:やらなくてもいいがやれば付加価値となる
修繕箇所や内容が決まったら、複数の事業者から相見積もりを取ります。
修繕に必要な費用については、15~20年後に行うことを想定して事前に積み立てておきます。
大規模修繕が必要となる時期についても、諸条件によって大きく異なります。
〈劣化の状況を見極め実施〉
大規模修繕が必要となる時期についても、諸条件によって大きくことなります。
風通し、湿気、日当たりなどの周辺の環境によって建物や設備の劣化の速度が違ってくるからです。
新築の際に、耐久性が高い建材を使用しているかいないかでも差が出ます。
中古物件を購入する際は、歴愛の家主がどのようなメンテナンスを行ってきたかを知り、今後の修繕にかかる費用などを想定しておく必要もありますね。