不動産を売る人が抱える不安・悩みと解決方法10選info
初めて不動産を売却する場合、何から始めたら良いのか分からないものです。今回はよくある不安や悩みを取り上げ、それに対する解決方法をご紹介いたします。
●そもそも何から手を付けていいのか分かりません・・・
まず、売却するにあたり、ご自身の不動産がどのくらいの金額で売却できるのか不動産屋に調べてもらう必要があります。その時はいきなり1社だけに絞らず、複数社に依頼をして様々な角度から情報収集することを心掛けてください。はじめはどうしても分からないことだらけなので、その中でも親身に相談に乗ってくれる担当者かどうかもチェックしておきましょう。
●不動産を査定してもらうときはどんな書類が必要?
ご自身の不動産情報は多ければ多いほど正確な査定が出来ます。中でも重要なのが「登記簿謄本」「権利証または登記識別情報」「工事請負契約書(または売買契約書)」「重要事項説明書」「図面一式」「固定資産税納税通知書」「住宅性能を表す資料」などです。特にこれからの時代であれば、建物の性能を表す資料は資産価値を高めることにつながるので売却額をアップさせる材料になります。
●売る前にリフォームはした方が良いですか?
結論から言うと無理にコストをかけてする必要はないと思います。もちろん、リフォーム代よりも高く売却額を上乗せできるのであれば良いですが、なかなか上手くはいきません。ただし、壊れているもの(特に設備関係)はしっかりと直しておきましょう。売却後に瑕疵として責任を問われる可能性もあるので注意が必要です。
●手数料を払いたくないので自分で売却をしたいのですが・・・
仲介手数料などを節約するために不動産屋を通さず自分で売却することは法律上可能です。ただし、そのような経験がないのであればおすすめはしません。売買契約書は自身で作成しなければならず、万が一トラブルになると面倒なので専門家の力を借りて行った方が何かと良いと思います。
●権利証を無くしてしまいました・・・
権利証を無くしてしまっても不動産売却は可能です。所有権移転登記をするときに必要な書類になりますが、紛失したときは「事前通知」や「本人確認情報の提供」による手続きをすることで申請は可能になります。
●住みながら売れますか?
例えば、マンションを売却して、新築戸建て住宅を購入したいと考えた時、出来るだけ仮住まいをせずにそのまま移り住みたいものです。その場合は、売却条件の中に引き渡し時期が調整できるような内容を記載しておくことが大切です。時期については買い主のニーズもあると思うのでしっかりと話し合うことが必要になります。
●ローンが残ってしまっても買い換えは出来ますか?
一般的には不動産を売却して、ローンを完済して新たにローンを組み直す形が多いですが、ローンが残る場合は「買い換えローン」を利用すれば可能になります。これは不足分を新居のローンに上乗せするローンで利息が通常よりも高くなる可能性があるのでしっかりとした資金計画を検討しましょう。
●内覧はどんなことに気をつけたらいいの?
まず、基本となるのが室内の清掃です。特に入念に掃除するべきはキッチン周りやトイレ、玄関などです。「汚れやすいところ」には目が行きやすいもの。そこをキレイに保つことで印象はかなり良くなります。
●不動産がなかなか売れません・・・
原因としては販売価格が高いのかもしれません。一度、不動産屋に相談して相場をもう一度確認しましょう。出来るだけ高く売りたい気持ちは分かりますが、付加価値が無い限り、相場からかけ離れた金額では買い手は見つけにくくなります。
●売却に必要な費用は何があるの?
売却する際に仲介手数料や登記費用、印紙代などがかかります。また、部屋をきれいにするためのハウスクリーニング代なども上乗せされる可能性があります。売却金がもらえる一方で出ていくお金があることも事前に把握しておきましょう。